野球肩を予防して試合に勝ちたい

野球選手に多い肩の障害

野球選手に多い投球障害(肩)

 

野球選手に肩を痛める人が多いのはどうしてでしょうか。実は、投球動作事態が肩や肘にとっては良くない動きなのです。スピードガンで150km/secのスピードは0.139秒という早さなのですが、このスピードで投げるには瞬間的には950N〜1090Nの力が必要になるのです(1N(ニュートン)は、だいたい100g)。ということは、投げるたびに約100kgの負荷がかかっていることになるので、非日常的な事を継続している野球選手は肩を壊してしまうわけです。

 

このように投げ過ぎにより、上腕骨と肩の筋肉の接合部分を酷使した選手は、筋肉疲労から肩の休養をした後で、徐々に軽い投球などを行って戻していくのですが、野球肩は宿命みたいなものなのです。リハビリやストレッチ、筋肉強化をしては、また繰り返す投球の連続をしていないと、全く投球動作を行わない肩の筋肉は退化してしまいますので、引退の日まで投げ続ける肉体肉体労働なのです。体質によっても違いますが、ピッチャーの場合は、完全復調するのに半年かかる人もいれば、内野手のように肩を余り酷使しない人は、負担にならないので毎回出場も可能になってくるわけです。

 

インナーマッスルが弱い人は非常に多い

 

この聞きなれない言葉の、インナーマッスル(関節の近くにある筋肉)の弱い人が選手には多いのです。このインナーマッスルのトレーニングは一般的な筋トレとは大きく違い、バーベルやダンベルといった重い物を使うことはありません。そしてこれとは逆に重量(高い負荷)を使って鍛えるのが、アウターマッスル(関節の外側についている筋肉)のトレーニングになります。インナーマッスル・トレーニングのやり方は、せいぜい2〜3kgの物を持って、筋肉に刺激を与えながら、動作を繰り返す運動で鍛えるやり方しかないのです。反復運動の回数を増やしたり、動作スピードを変えたりといった地道な運動でしか鍛えられない「内側の筋肉」は、このように刺激を与える程度のことしか出来ないので、野球肩は無くならないことがこれで分かると思います。